秋の入り口にあたる9月は、日照時間が急に短くなる季節です。
「最近寝つきが悪い」「なんとなく気分が重い」と感じたら、その一因は光の減少かもしれません。
1. 京都の9月、実際どれだけ日が短くなった?
調べてみたところ、
9月1日の日の出は5:28、
日の入りは18:26で、
昼は約13時間(12時間58分)でした。
9月30日は日の出5:49、
日の入り17:44で、
昼は約12時間(11時間55分)です。
日の出は21分遅くなり、日の入りは42分早くなったため、
つまり、1か月で昼が約1時間(63分)短くなりました。
実際に浴びた日光の量
気象庁のデータでは、9月の京都の日照時間(実際に日が差した時間)の1日平均は約2.6時間で、合計は約79時間でした。
平年(過去30年の平均)の日照時間は1日約5時間ですので、30日間で約150時間になります。単純に比較すると、今年はその半分強にとどまっています。
日ごとに見ると、日照が丸1日ほぼゼロ(0.0時間)だった日が9日ありました。
一方、5時間以上の日は8日だけで、最も長い日でも9.2時間です。
特に26日〜29日は雨が続き、4日間の合計は0.5時間でした。
また、もともと京都は日照が少ない都市でもあり、年間日照時間は1,775時間で、政令指定都市の中で3番目に短いとされています。
2. 光が減ると、体の中で何が起きる?
ポイントを3つに分けて整理します
・体内時計(約24時間周期で体の状態を切り替える仕組み)
朝の光を浴びることで毎日リセットされます。光が減るとリセットが不十分になり、睡眠のリズムがずれやすくなります。
・メラトニン(眠気を促すホルモン)の生成
暗くなると分泌され、自然な眠りを誘います。朝の光が足りないと分泌のタイミングが乱れ、夜に眠くなりにくくなります。
・セロトニン(気分や安心感に関わる脳内物質)の分泌
日光を浴びると活発になるとされ、不足すると気分の落ち込みにつながる可能性があります。セロトニンは夜にメラトニンの材料にもなるため、日中の光は夜の眠りにも関わります。
3. 「季節性うつ」とは
秋から冬にかけて、毎年同じ時期に気分が落ち込む状態は、季節性感情障害(冬季うつ)と呼ばれています。
過眠、食欲増加、強い疲労感が特徴です。
原因は完全には解明されていませんが、日照時間の短さが関係すると考えられています。
今年の京都の9月は、昼が短くなったうえに、曇りや雨の日が多く、日光を浴びる機会が例年より少ない状況でした。
体が冬モードに切り替わる時期に、光の不足が重なりやすい年だったといえます。
4. 今日からできる対策
- 朝にカーテンを開ける:朝はできるだけ外の光を室内に取り込みましょう。
- 朝、起きたら30分以内に外の光を浴びる:曇りの日でも屋外は室内よりずっと明るく、効果があります。
- 晴れ間を逃さない:天気が悪い日が多いときほど、晴れた日の朝や昼休みに10〜15分外へ出ましょう。
- 夜はスマホ・照明を控えめに:強い光はメラトニンの分泌を妨げます。
- 起床・就寝時刻をそろえる:休日の夜ふかしや寝だめは体内時計を乱すことにつながります。
5. こんなときは受診を
眠れない、気分の落ち込み、何も楽しめないといった状態が2週間以上続く場合は、心療内科や精神科、かかりつけ医に相談してください。
鍼灸マッサージをうまく取り入れていくのも有効です。
光を浴びる工夫だけで解決しようとせず、早めの相談が安心です。
まとめ
日照時間の減少は、体内時計・メラトニン・セロトニンを通じて、睡眠と気分に影響する可能性があります。
京都の9月は、昼が約1時間短くなり、日照時間も平年の半分強でした。
朝の光を意識的に浴びて、秋を元気に乗り切りましょう。
データ出典:
気象庁「過去の気象データ検索」(京都、2026年9月1日〜30日)
「京都府の日の出・日の入り時刻 2026年9月」(surf-life.blue)。
