「マッサージ師さんは、自分は肩こりとか腰痛にならないんですか?」
利用者さんから、本当によく聞かれます。
答えは「なります」です。
毎日、人の身体に向き合う仕事ですから、手や肩、腰にはどうしても負担がかかります。
デスクワークの方とはまた違う形で、こりや疲れがたまっていきます。
1. 実は、これはチャンスだと思っています
医者の不養生ではないですけど、「肩こりになるなんて、マッサージ師として恥ずかしい」と思われるかもしれません。
でも、自分ではむしろチャンスだと考えています。
なぜなら、自分の身体で試せるからです。
肩こりのつらさを実際に味わっているので、患者さんがどんな状態で来院されるのかがよくわかります。
「朝起きたときからこっている」
「夕方になると頭まで重くなる」
こうした感覚は、経験した人にしかわからない部分があります。
2. 自分で試して、効果を実感したものをお伝えします
肩こりの対策は、世の中にたくさんあります。
マッサージ、はり・きゅう、ストレッチ、入浴、姿勢の見直し、道具を使ったセルフケア…
どれも「よい」といわれるものですが、人によって合う合わないがありますし、やり方もさまざまです
だから、まず自分の身体で試してみます。
自分の症状に対して
・やってみてどう変わったか
・どのくらい続けると効果を感じるか
・逆に、合わなかったものは何か
自分で試してうまくいったものは、自信を持って利用者さんにもおすすめできます。
実感のないものを、紹介することはしたくありません。
3. 自分の肩こりが、患者さんへの引き出しになる
自分の肩こりを治療する過程で気づくことは、思った以上に多いです。
「ここを緩めると、こんなに楽になるのか」
「この姿勢を続けると、やっぱりこうなるのか」
「予防するにはこのストレッチがよいな」
こうした発見は、そのまま施術やセルフケアのアドバイスに生かせます。
教科書で学んだ知識が、自分の身体を通して「使える知識」に変わっていく感覚です。
例えば、ぼくの治療のパターンのひとつに、「小腸経」というラインを使うものがあるのですが(ぼくの施術を受けてくださっている方にはおなじみの、腕の付け根にアプローチするやり方です)、これも自分自身の肩こり対策として始めたものを発展させたものです
4. 肩こりは「がまん」しなくて大丈夫です
肩こりは、慣れてしまいやすい症状です。
「いつものことだから」とがまんしているうちに、頭痛やめまい、眠りの浅さなどにつながることもあります。
ひとりで悩まず、気軽に相談してください。
自分自身の経験もふまえて、いっしょにあなたに合う方法を探していきます。
まとめ
マッサージ師も、肩こりや腰痛になります。
でも、だからこそ自分で試し、確かめたことを自信を持ってお伝えしています。
お悩みの方は、ぜひ一度お話を聞かせてくださいね
