あなたは幸せになりたいですか?
大切な人を幸せにしたいと思いますか?
…多くの人が『はい』と答える質問ではないでしょうか
でも、『幸せ』っていったい何なのでしょう?
なんとなく漠然と考えたことはあってもうまく説明できない人も多いはず…
そこで、僕が感銘を受けた話をご紹介します。
こんな考え方もあるんだな、と何かの参考になれば幸いです
ウィリアム・バトラー・イェイツ(1865-1939)というアイルランドの詩人がいます
彼は詩人としてノーベル文学賞をとったり、アイルランド議会の政治家でもあったり劇作家としても活躍した人です
イェイツのことばにこのようなものがあります
「『幸せと成長は、同じ言葉である』と気づいてから、自分の人生と知性が飛躍的に変わった」
詩人ならではの言い回しですが、
『幸せ』と『成長』は同じ。
幸せは成長そのものだというのです
幸せを感じる時といえば、
例えば
『ずっとほしかったものを買った』
『目指していた何かに合格できた』
『好きな人とつながることができた』
などいろいろあると思いますが、
いずれも、
『そのようなものを手に入れることができるくらいに自分は成長した』
と感じるからこそ喜ぶことができるし、幸せだと思うのではないかということです
これは自分の経験上、かなり真実をついていると思いますし、深く納得させられたことばでした
この『幸せ』=『成長』を認識することで、
『他の人や何かのせいで自分は不幸になっている』と考えなくてもすむようになりました
幸せとは、外部の何かから与えられたり奪われたりするものではなく、幸せになるための大切な要素は、ほかならぬ自分自身の成長を感じるということ
少し話がそれますが、僕は幼少期からゲームが好きで、特にRPGという、主人公が冒険して経験を積むことでレベルを上げると、新しい能力を獲得したり、魔法が使えるようになったり、強くて歯が立たなかった敵キャラを倒すことができるようになったり…
つまり、主人公が成長していくタイプのゲームにハマっていました。
これも先ほどの視点で考えると、
成長していく主人公を自分に見立てて、まるで自分自身が成長したかのような感覚になり、ある意味で幸せを感じていたからだと思います。
ゲームの場合は主人公のレベルという分かりやすい指標もあるし、より成長を感じることができたんでしょうね。
そのような中で、現実世界での自分のリアルな成長にも興味がわいてくるのかもしれません
いや、別に、ゲームにハマるといいですよ、といいたいわけではありませんが…
人生を成長の場、と位置づけるなら、
成長のために最も重要なのは『行動する』ということではないでしょうか
何でもいい、何か小さい行動を起こすと、脳内からドーパミンというホルモンが出て、さらに行動的になることが分かっています。
つまり、
『行動するとやる気になる』のです。
『やる気がないから行動しない、のではない』のです
つまり、やる気を出すためには行動するのがいちばんよいのです。
一見分かりにくいかもしれませんが、脳科学的にはこれが脳の中で起こっている真実なのです
誰もが持っている力なので、これを利用しない手はないと思うのです
指を動かす、イスから立ち上がる、玄関に向かって一歩歩く、
のような、ほんとに小さな行動がどんどん次の行動へとリンクして、ふくらんでいって、大きな結果につながるのです。
そして、『行動できた自分』に成長を感じ、それがすなわちイェイツのいう『幸せ』と同義なのです
自分自身の仕事にあてはめると、
国家試験に合格することができた
自分の店を持つことができていろんな意味で自由になった
施術で、ありがとう、と言ってもらえた
などが該当しますが、これらには幸せを感じていますし、すべて行動した結果だと思っています
頭の中で考えているだけでは当然ですが達成できませんでした
迷ったけど、あのとき入学願書を取り寄せた
苦手だったこともがんばって勉強した
気になっていたサイトを検索した
しり込みしていたけどSNSのアカウントを作った
あのとき思い切ってあの人にメッセージを送った
それらは小さな行動かもしれませんが、全て未来のあなたの成長につながる一歩になるし、それはのちに訪れる大きな幸せにもつながっているのです
幸せになるために、今、ここで、行動しましょう
ここまでお読みいただきありがとうございました